連日、原発事故に関するさまざまな報道や情報が報告されていますが、その中から特に重要だと思われるトピックスをこのページで公開しています。
【もんじゅ】 武田邦彦教授(中部大学)が最も危険な原発と指摘!
中部大学教授:武田邦彦さんの見解では、いま最も危険な原発は【もんじゅ(福井県敦賀)】とのことです。以下の動画1分20秒からに注目してください。
2/6 武田邦彦 × 岩上安身 2011.5.12
<以下、追記情報>
炉内中継装置落下事故(ウィキペディアより抜粋)
2010年8月26日、炉内中継装置(長さ12m、重さ3.3トン)が作業中に落下する事故が起きた。以後、日本原子力研究開発機構は「落下による影響はない」と主張しながら装置の引き揚げ作業を続行したが、24回の引き上げ作業は全て失敗し、いまだ解決に至っていない。炉内はアルゴンガスやナトリウムに覆われ、直接目視することができない状態。落下の衝撃で装置が変形し、原子炉容器の穴に引っかかっているとみられ、装置を抜き出す事が出来ない状態となっている。「技術的常識に従えば本格運転も廃炉措置もできない」と言われ、事故の収拾の見通しは立っていない。
【追記】2011年6月24日 日本原子力研究開発機構は高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で落下した炉内中継装置を引き抜く作業を終えたと発表。
もんじゅの本格運転開始時期を13年度内に変更し、今年度中に発電を伴う出力40%での試験運転を行う計画。ただ福島第一原発事故を受け、福井県や敦賀市は安全確保を強く求めており、計画がずれ込む可能性もあるとのこと。
もんじゅ(高速増殖炉)は何が問題なのか?
[高速増殖炉の危険な特徴]に以下のことが問題とされています。
1.核暴走(核爆発)事故を起こしやすい
通常の原発に比べ、核分裂速度が250倍も速いため非常に制御が難しく、一瞬の間に手がつけられなり、非常に暴走(核爆発)事故を起こしやすいと言われ、また核燃料の配置が微妙で、ほんの少し変形したり溶けたりすると核暴走(核爆発)を起こしやすいとも言われています。
2.冷却材にナトリウムを使う
冷却に水を使うのではなく、高速増殖炉はナトリウムを使用。しかし、ナトリウム自体が非常に扱い困難な危険物質で、高温となったナトリウムは、空気に触れると燃え出し、水に触れると爆発し、コンクリートに触れても燃えたり爆発したりするようです。実際にもんじゅではナトリウムの扱いに失敗した事故を起こしています。
3.猛毒のプルトニウムを燃料にしている
プルトニウムの微粒子を吸い込むと肺にくっついて放射線を出し続け、肺ガンを引き起こすと言われます。わずか1gで数百万人が死に至ると言われるほどの猛毒です。
4.特に地震に非常に弱い
高速増殖炉は、構造的にもさまざまな無理があり、特に地震に弱いという致命的な欠陥を持っているようです。通常の原発以上に高温で運転されるため、建物の腐食や熱による変形、さまざまな無理が起こるといわれ、加えて、もんじゅは活断層の上に建物が乗っていると大変危険視されています。
小出裕章助教の高速増殖炉「もんじゅ」と6ヶ所村再処理工場の簡単な説明
2011年4月10日 by岩上安身
(まとめ)
上記4点のポイントで指摘されている通り、そもそも高速増殖炉自体に問題がある上、現在も解決していない炉内落下事故が起こっています。浜岡原発のように止める事で一時的に対応する事も叶わず、武田教授が指摘される通り大変深刻な問題だろうと思います。
玄海原発は、浜岡より危険な原発だった!
「玄海原発1号炉は日本一危険な原子炉といっていいでしょう」
こう断言するのは、井野博満・東大名誉教授(金属材料物性)である。メルトダウンした福島第1原発より、停止が決まった浜岡原発より、玄海1号炉のほうがはるかに危険というのだ。
「ひと言で言えば、圧力容器そのものが劣化し、いつ"破断"してもおかしくない状態なのです。」 原子炉は常に炉心から放出される中性子が炉壁に当たっている。このダメージが積もり積もって、圧力容器がどんどん脆くなっていくのだという。
「玄海原発1号機の原子炉は陶器のようなもので、簡単にひび割れ、破断してしまう。
もし現実になれば、炉心の燃料棒が吹っ飛ぶような大爆発を引き起こす可能性もあります」(井野氏)
アメーバニュースより抜粋 2011年5月26日
http://news.ameba.jp/20110526-112/
より詳細な記事はこちら
【解説】玄海1号機の劣化問題 危険性の指標上昇 (佐賀新聞:11年7月1日)
【危険過ぎる玄海原発1号機】
これから再稼動する/しないで騒動になっているのは2号機3号機ですが、稼働中の1号機の状態は「安全」どころではないと"原発老朽化問題研究会"が警告。
原子炉圧力容器脆性ワースト7
順位 |
原子炉名 |
運転開始 |
分類 |
脆性遷移温度 |
試験(取り出し)時期 |
1 |
玄海1号 |
1975年10月 |
母材 |
98℃ |
2009年 4月 |
2 |
美浜1号 |
1970年11月 |
母材 溶接金属 |
74℃ 81℃ |
2001年 5月 |
3 |
美浜2号 |
1972年 7月 |
母材 |
78℃ |
2003年 9月 |
4 |
大飯2号 |
1979年12月 |
母材 |
70℃ |
2000年 3月 |
5 |
高浜1号 |
1974年11月 |
母材 |
68℃ |
2002年11月 |
6 |
敦賀1号 |
1970年 3月 |
母材 溶接金属 |
51℃ 43℃ |
2003年 6月 |
7 |
福島第一1号 |
1971年 3月 |
母材 |
50℃ |
1999年 8月 |
※原子力資料情報室作成の資料から
徹底調査 放射線汚染食「食べてはいけない」 マグロ、カツオ、麦、イモ ...
あなたは今日、何を口にしただろうか?
肉、魚、野菜・・・そのどれか、もしくはそのすべてからあなたは放射性物質を体内に取り入れてしまった可能性がある。厚生労働省のHPには、福島第一原発の事故以降、放射性物質が検出された夥(おびただ)しい数の食品が羅列されている。
牛肉、豚肉、鶏卵、キャベツ、ホウレンソウ、グリーンピース、レタス、サクランボ、ナメコ、マイタケ、タケノコ、アサリ、ハマグリ、タコ、ウニ、カレイ、キンメダイ、アイナメ、アンコウ、ヤマメ・・・
これらは171種類にも上る〝汚染食〟の氷山の一角だ(6月14日現在)。最終ページに掲載した「『暫定基準値』超え食品リスト」を見れば、その膨大な数に愕然とするだろう。
続きを読む:現代ビジネス 経済の死角より 2011年06月24日(金)
スーパーホットスポットを次々発見 放射能汚染に新事実、この数値を見よ!
全国1000ヵ所を独自調査 〈後編〉
●高濃度汚染地帯 流山・柏・松戸をさらに細かく調査
●意外な数値が!東京・文京区、目黒区、足立区の詳細
●観光地の厳しい数値 日光・ロマンチック街道、那須、軽井沢、世界遺産・平泉
●汚染隠しの疑惑ほか
続きを読む:現代ビジネス 2011年07月14日(木)
マスコミが報じない事実:福島原発3号機がプルサーマル発電であること
3・11の震災後、日本のメディアでは全くと言ってよい程、3号機がプルサーマル(=MOX燃料)発電であることを伝えていません。プルサーマルは、ウランとプルトニウムの混合酸化物(MOX)を燃料に使うとあり、つまりは従来の原発よりプルトニウムを多めに使うことになります。原発事故が発生した3月11日付の米紙:New York Timesでは、いち早く「日本の原発の中にはMOX燃料を使用しているものがあり、このタイプはより有害なものになる可能性がある」と懸念していたという。以下、参考記事です。
福島の3号機はプルサーマル [2011/3/22 ウォールストリート]
ETV特集(NHK)アメリカから見た福島原発事故 2011/08/14 放送
1966年に着工された福島第一原発は、アメリカで設計された原子炉を導入、「マークⅠ」型と呼ばれる。アメリカでは、1976年に元GEの技術者がその“構造上の問題点”を内部告発したのをはじめ、マークⅠについて多くの研究がつみ重ねられていた。なぜ問題点の認識が日本側に十分に伝わらなかったのか、原発と安全、その本質に迫る。 詳細ページはこちら
【追記】
福島第一原発の1~5号炉と同型のマーク1は日本に10基。現在は事故や定期点検などで全基停止中。
東北電力 女川原発1号炉
東京電力 福島第一原発1号炉(廃炉)
東京電力 福島第一原発2号炉(廃炉)
東京電力 福島第一原発3号炉(廃炉)
東京電力 福島第一原発4号炉(廃炉)
東京電力 福島第一原発5号炉
日本原電 敦賀原発1号炉
中部電力 浜岡原発1号炉(廃炉)
中部電力 浜岡原発2号炉(廃炉)
中国電力 島根原発1号炉
六ヶ所村再処理工場から33京ベクレル放出予定
大変驚くべきことに、六ヶ所村再処理工場(青森県)が本格稼動した場合、膨大な放射能を環境に放出することになっているようです。中でも推定年間放出量が多いのが、33京ベクレルのクリプトン-85となっていました。以下にその詳細があります。
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再処理工場からの放出
使用済核燃料を再処理すると、核燃料中に含まれる全量が大気中に放出される。六ヶ所村では、年間800tの使用済み核燃料を処理し、33京ベクレル(3.3×1017Bq)のクリプトン-85を大気中に放出する予定である。排気は高さ150mの排気塔から放出される。気象条件によっては、施設の近くだけでなく、遠く離れた青森、弘前、八戸のような都市にも多量のクリプトン-85で汚染された空気が到達する恐れがある。
以下のページにはさらに詳しく、核種毎の大気/海中放出量の一覧がありました。
やつらが隠してきたもの [2011/09/18 河野太郎公式ブログ]
氏の公式ブログに驚くべきことが書かれていました。以下、内容を抜粋しますと
[1978年11月2日に福島第一原発で臨界事故が起きていましたが、この事実を東京電力は29年間隠蔽していた] さらに[臨界事故のような事故が、2007年6月までの間に10回も起こり、過去のこうした事故が隠蔽され、事故情報が共有されなかった]
もんじゅ 27件のナトリウム漏れ [2011/10/19 河野太郎公式ブログ]
もんじゅからナトリウムがしばしば漏れているのではないか、というお尋ねをいただいた。
文科省研究開発局原子力課核燃料サイクル室に問い合わせると、ナトリウムが本当に漏れたのは1995年の事故の時だけだという。しかし、もんじゅでナトリウム漏れの誤警報は、これまで実に27回も起きている。 続きはこちら
小出裕章:4号機燃料プールが崩壊すれば日本は"おしまい"です 2012/3/08
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